退職時に会社からもらっておくものについてご説明します。
・離職票
・雇用保険被保険者証
・源泉徴収票
この3点は、会社を辞めた後にハローワークに提出したり、次に就職する会社に提出する大切な書類になります。
◆離職票◆
離職したことを証明する公的な書類で、正式には「雇用保険被保険者離職票」といいます。
企業は、退職日の翌々日から10日以内に離職票を発行する手続きを行う義務があります。
退職者が失業手当の受給を希望する場合は、ハローワークに離職票を持参し、手続きを行うことになります。
◆雇用保険被保険者証◆
自身が雇用保険に加入していることを証明する書類で、失業手当を受給する際や再就職先に入社する際に必要となります。
退職する際、手元にないようであれば総務担当者に確認して受け取りましょう。自分で保管していて紛失した場合は、ハローワークで即日発行が可能です。
◆源泉徴収票◆
源泉徴収とは、企業が従業員に支払う金額から所得税を計算し、その分を給与から差し引いて国に納税することを言います。
源泉徴収票は、勤務先での1年間の収入と納付した所得税額を記載した書類で、企業が従業員に交付することが義務づけられています。
退職する場合、最後の給与支払い日後に企業が発行します。
その年のうちに再就職した場合は、次の会社に速やかに源泉徴収票を提出しましょう。
源泉徴収票がないと、1月1日から転職時までの収入や納税額がわからず、転職先で年末調整を正しく計算ができなくなってしまいます。
退職した際には、上記3点の書類について確認し、失業手当を受ける際や再就職した際に困らないようにしましょう。
フリーダイヤル 0120-772-774