派遣会社との雇用契約において、どうしてもやむを得ない事情がある場合には、契約期間中であっても契約を解除することは法的には可能です。ただし、「なぜ辞めたいのか」について、派遣先企業に対しても派遣会社に対しても合理的に説明できる理由があるかどうかが、大きなポイントになります。
派遣先企業は派遣会社との契約を、一方的な理由で破棄することが認められていません。
同じように派遣スタッフにとっても「お仕事がおもしろくない」「職場の雰囲気に合わない」などの理由だけでは、契約解除は難しい場合が多いと認識しておきましょう。

◆派遣会社と慎重に話し合いを◆

お仕事に不満などがある場合、派遣スタッフは派遣会社と雇用契約を締結しているので、派遣先企業の上司に直接伝えるのではなく、まずは派遣会社の担当者に事情を説明しましょう。きっと状況が改善されるような適切なサポートが受けられるはずです！
企業サイドと話し合える派遣会社のサポートスタッフの存在が大きなメリットになります。アルバイトなどの直接雇用で同様の状況が起こった場合、会社との交渉は自分でしなければいけません。
派遣会社は派遣スタッフが就労しやすいようサポートを行い、派遣スタッフは重要な契約をしっかりと守る。そのような双方の協力関係により、派遣スタッフの労働環境はよりよくなっていると言えるでしょう。

◆問題解決のために前向きな努力を◆

職場やお仕事内容に問題を感じるということは、お仕事をしていれば誰にでも起こりうることです。問題から目をそむけてしまうよりは、きちんと話し合い解決のための方法を探す、それが社会人としての責任ではないでしょうか。雇用契約解除に踏み切るよりも前に、まずは派遣会社の担当者と一緒に前向きに問題解決に取り組みましょう！そうすることで、ご自身の成長や成功にも結び付いていくのではないでしょうか。