コロナウイルスによる行動制限や感染予防が以前より緩和されましたが、まだまだ影響が残っており知らず知らずのうちにこころの負担が大きくなっている方が増えています。
「労働安全衛生法」の改正により、2015年12月以降、50人以上の労働者がいる事業所で「ストレスチェック制度」の実施が義務づけられました。カルバオンでも1年に1回実施しています。
今回は日ごろからできるメンタルヘルスのセルフケアについてご紹介します!
【ストレスサインを見逃さない】
メンタルヘルスに大きく影響するのが「ストレス」です。
ストレスは外的刺激(ストレッサー)がひきおこす緊張状態のことです。ストレッサーは進学・就職・転職・結婚などの生活の変化、職場の人間関係や仕事の負担など、多岐にわたります。誰の身にも起こることですが、その時々の心の状態や体調、生活環境、その人の捉え方、感じ方などによって、「ストレスが溜まる」状態になると、こころの病気に繋がることもあります。
□よく眠れない
□食欲不振
□お酒やたばこの量が増えた
□肩こりや頭痛がする
□イライラする
□人付き合いが面倒
□仕事に集中できない
□なんだかマイナス思考
□やる気が出ない
□朝の目覚めがすっきりしない
などの「いつもと違う」症状があればあ、ストレスが溜まっているサインです。
「ストレスサインがある=こころの病気」ということではありませんが、気になることがあれば専門の医者に相談してみてくださいね。
しかし、すべてのストレスがメンタル不調に繋がるというわけではなく、逆に仕事の責任の度合いが大きくなったことが良い緊張となって良い成果が出せる場合もあります。
【日頃のセルフケアが大切】
ストレスを溜め込まないようにするには、日々のセルフケアが大切です。
一般的には、規則正しい生活や軽い運動、瞑想や認知コントロールが有効とされています。
セルフケアのポイントをいくつかまとめてみました。
◆おいしく、楽しく規則正しい食生活
朝昼晩なるべく決まった時間に、野菜やたんぱく質、炭水化物とバランスのとれた食事を心がけましょう。ときには大好きなスイーツやラーメンなど「楽しい」を中心とした時間も大切にしてくださいね。
◆睡眠も規則正しく
理想は毎日同じ時間に寝起きをすることですが、難しいときはせめて起床時間を一定にしましょう。「幸せホルモン」と言われているセロトニンを増やすには、朝の光を浴びることが有効とされています。
◆お風呂を楽しむ
ぬるめのお湯は副交感神経を優位にするのでリラックスでき、精神的なストレス解消効果が期待できます。毎日は難しくても週に数回は浴槽に浸ってください。
ラベンダーやカモミールなどお気に入りの入浴剤を楽しむのもよいですね!
◆軽い運動
お風呂の後にストレッチやヨガ、早朝のウォーキングでセロトニン浴、お子さんと一緒にラジオ体操もおすすめです。日々の生活に追われ時間がない方も多いと思いますが、特に一日中パソコンに向かう事務の方は運動習慣を取り入れましょう。
◆大好きなことでリフレッシュ
お気に入りの映画や音楽に浸る、大好きなお料理に没頭する、もちろんスポーツや絵を描くことが得意であれば、週末ずーっと絵を描いているなど。
また、「断捨離」や「大掃除」もリフレッシュできるそうですよ!
◆認知コントロール
「仕事は責任をもって必ず納期までに仕上げなければならない」
「会社では誰にでも親切に、いつでも笑顔でいなければならない」
どれも立派で正しい考えですが、人間は完璧ではありません。ときにはできると思っていたことが思い通りに進まなかったり、誰とでも仲良くするのが難しかったりします。
「ねばならない」から自分を解放し、100%ではなく60%であればよい!と思ってください。
◇それでもストレスに押しつぶされそうになったら…
派遣先で人間関係に慣れない中悩みを抱えたり、、ということもあるかもしれません。そんな時は一人で落ち込まず私たちに相談してください。悩みを口に出すことでスッキリできることもありますし、派遣先に交渉すべき点があれば迅速に対応します。
もし、最初にお話ししたような「いつもと違う感じ」が気になるようであれば、躊躇せずに専門の医療機関を訪ねてくださいね。
また、厚生労働省が運営している「働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト こころの耳」は電話やメール、SNSでも相談できる窓口があります。
メンタルヘルスについてお話をしましたが、いかがでしょうか。
毎日忙しい中、疲れがたまったり我慢をしなければならないことが多くあると思います。
どうか自分を大切に、毎日をお過ごしください!
フリーダイヤル 0120-772-774